4月にアール・ド・ヴィーヴルのスタッフがパリに視察旅行に行ってまいりました。このコーナーでは、数回に分けて、パリのホットな情報をお伝えしてまいります。今回は、パリ17区のバティニョル(Batignolles)で毎週土曜日の午前中に開催されている「ビオ・マルシェ(有機農産物の市場)」についての報告です。
所謂普通の「マルシェ」よりは値段のはる「ビオ・マルシェ」ですが、籠型のバッグを手に品定めをするパリジャン・パリジェンヌで賑わっていました。お肉、お魚、野菜、パンや卵など、様々な食材の他、アロマオイルやお花などのお店もあります。
パン屋さんや卵の写真にあるABマークを目にされた方もいらっしゃるかと思います。これは、「アグリキュルチュール・ビオロジック」のイニシャルをとったロゴマークで、1985年にオーガニックの認定基準として制定されたものです。(http://www.agri-bio.fr/)フランス政府による厳しい認定基準をクリアし、認められたものだけに使用することができます。遺伝子組み換え作物や、科学肥料・薬品の使用禁止は勿論のこと、家畜などは飼育環境や飼料にも厳しい基準が設けられており、認定を受けるのはなかなか難しいようです。
沢山の商品が並ぶ市場の中で、私が見つけた逸品は「シアバター」です。西アフリカ産のシアの種子から抽出された、栄養分を豊富に含んだ脂肪分は、乾燥や紫外線から肌を守ってくれるということで日本でも注目されています。美容の研究が盛んなフランスでは、「ロクシタン」などのブランドでも商品化されています。ただ、商品になったものを使用した経験はあっても、現物のシアの実やバターの塊を見たことがある方は少ないのではないでしょうか。店先で手にシアバターを塗らせてもらうと、リッチなテクスチャーと自然な香りでリラックス気分も味わうことができました。
私が購入したのは、シアバター本来の姿を楽しむため、香りづけなどを一切していない、「100% BRUT」。店主いわく、「顔、手、ボディには勿論、お料理にも使えるよ」とのこと。元々アフリカでは食品として使われてきたようです。
Text by MIHOKO SUDO
(2/5/2007)
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